判例紹介

過去に取り扱った主な事例

当事務所の玉城弁護士が代理人を務めた主な裁判例を紹介いたします。

下記はいずれも、刊行物に掲載された裁判例、もしくは、裁判所ホームページの裁判例情報(http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1)において「玉城光博」で検索して表示される裁判例の一部です。

公開されている情報との関係で、証券訴訟と知財訴訟が多くなっていますが、その他にも、不動産取引に関する訴訟、建築物の瑕疵に関する訴訟、管理費請求訴訟、貸金返還請求訴訟、過払金返還請求訴訟、原子力損害賠償紛争解決センターへの和解仲介申立て、元取締役への責任追及訴訟、新株発行無効確認請求訴訟、労働訴訟等、多種多様な訴訟の経験があります。

1.西武鉄道株主損害賠償請求事件

(1)事案の概要と結果

東京証券取引所に上場されていた西武鉄道株式会社(以下「西武鉄道」)の株式を取引所市場において取得した株主ら(機関投資家、個人投資家)が、西武鉄道による有価証券報告書及び半期報告書の虚偽記載により損害を被ったと主張して、西武鉄道株式会社、株式会社プリンスホテル、西武鉄道株式会社等の代表取締役であったX氏に対し、不法行為等に基づく損害賠償を求めた事案。判決が出る度に、テレビや新聞の紙面などを賑わせ、社会の耳目を集めた著名な事件です。

玉城弁護士は、X氏の弁護団の主任として活動を続け、株主らの請求額が合計約420億円(遅延損害金を除く)であったのに対し、判決による認容額をその約半分に止めました。

(2)判決年月日

  • 第二次控訴審:東京高判平成26年1月30日(判例時報2222号105頁)等
  • 最高裁:最判平成23年9月13日(最高裁判所裁判集民事237号337頁、判例時報2134号35頁等)
  • 控訴審:東京高判平成21年2月26日(判例時報2046号40頁)、東京高判平成22年4月22日(判例時報2105号124頁)等
  • 第1審:東京地判平成20年4月24日(判例時報2003号10頁)、東京地判平成21年3月31日(判例時報2042号127頁)等
  • 2.損害賠償請求事件(特許権侵害及びノウハウの不正使用に関する事件)

    (1)事案の概要と結果

    ダムの水門凍結防止装置に関する特許権を有する原告が、被告に対して、特許権侵害及び不正競争防止法上の営業秘密(ノウハウ)の不正使用を理由に損害賠償を求めた事案。玉城弁護士は被告の代理人として、請求棄却の勝訴判決を得ました。

    (2)判決年月日

    東京地判平成24年4月26日

    (3)裁判所HPのURL

    http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/251/082251_hanrei.pdf

    3.審決取消訴訟

    (1)事案の概要と結果

    半導体ウエハの研磨装置に関する特許権につき、特許庁の審判において無効審判請求が不成立とされたことに対して、原告(審判請求者)が当該審決の取消しを求めた事案。玉城弁護士は特許権者(被告)の代理人として、請求棄却の勝訴判決を得ました。

    (2)判決年月日

    知財高判平成22年12月28日

    (3)裁判所HPのURL

    http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/982/080982_hanrei.pdf

    4.審決取消訴訟

    (1)事案の概要と結果

    携帯電話に関する特許権につき、特許庁の審判において無効審判請求が不成立とされたことに対して、原告(審判請求者)が当該審決の取消しを求めた事案。玉城弁護士は特許権者(被告)の代理人として、請求棄却の勝訴判決を得ました。

    (2)判決年月日

    知財高判平成22年3月24日
    知財高判平成22年2月26日

    (3)裁判所HPのURL

    http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/021/080021_hanrei.pdf
    http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/535/038535_hanrei.pdf

    5.特許権侵害差止請求反訴事件

    (1)事案の概要と結果

    内視鏡システムに関する特許権を有する原告が、内視鏡製品を製造販売している被告に対して、特許権侵害を理由に損害賠償を求めた事案。玉城弁護士は、被告の代理人として、請求棄却の勝訴判決を得ました。

    (2)判決年月日

    東京地判平成21年12月16日

    (3)裁判所HPのURL

    http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/287/038287_hanrei.pdf

    6.補償金請求事件(職務発明対価請求事件)

    (1)事案の概要と結果

    光ディスク装置に関する発明につき、被告の従業員であった原告が、職務発明の対価の支払いを求めた事案。玉城弁護士は、被告の代理人として、請求棄却の勝訴判決を得ました。

    (2)判決年月日

    東京地判平成20年12月16日

    (3)裁判所HPのURL

    http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/110/037110_hanrei.pdf